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白斑先生の講義

2008年04月08日

白斑の患者さんによって教えられた2年間の臨床経験

hakuhanbon

三重の田舎から都会の東京へ出て日本白斑センターを開設して2年が経ちました。

あっという間の2年であり、長かった2年でもあります。

2年前ナロー(波長311nm)一台とメル(308nm)一台を三重から持ってきて、当初はこの一台ずつが私の右左の腕として働いていました。が現在ではナロー(4台。近々6台予定)、メル(3台。近々5台予定)がフル回転し、さらに台を増やすためにはスペースを必要としています。今回4月の医療費改定では光線療法に関して308nm〜311nmだけの機種が評価されアップしました。私が3〜4年前からこれらの機種は安全性も高く、乾癬・白斑には有効な波長だと論文・雑誌・学会で強調して来た結果だと思います。

逆を言うと他の波長の光線・レーザーは安全性や有効性に難点があるとも言えます。(例外として632nmのHe-Neレーザーは分節型の白斑の方やUVBによるコントラストが嫌な方は一度試みてもよい療法です)

この2年間で一番役立ったことは主として関東圏からの患者さんから教わった貴重な経験です。2年前までは白斑について机上の知識しか持っていませんでした。ところがこの2年間で白斑に関して治療効果を自分自身の眼で確かめ、頭に刻み込み豊富な真の知識を得ることができました。この実績は私にとって「もっと早く良く白斑を治してよ」という願いの声や「よくぞここまで頑張り勉強したなぁ」という励ましの声でもあると受け止めています。こうした貴重な実績を私一人の中に収めておくのは余りにも惜しすぎるので、本「白斑はここまで治る。最新の光線療法 驚董讐松痢廚砲靴特屬海Δ隼廚辰討い泙后これから白斑の治療に踏み切ろうとされている方、白斑治療に一度諦めた方、もっと治療を望んでいる方、どんな方でも治療してみようと意欲が浮かんで下されば、また若い優秀な皮フ科のドクターが興味を持ち、゛Dr.榎並なんかに任せておけない。自分がこれからはやる。゛と考えてもらえると本を出す価値が十分あるでしょう。本の内容はこの2年間の白斑治療の変遷、つまり光線機種・白斑の正体・治療上の疑問点解消・死海光療法(ドーム光療法)・光線療法のための皮フ移植等です。

また最後には今現在行われている医学的根拠(エビデンス)に基づく最良・最強の光線療法を述べてみようと思っています。

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2007年08月31日

脱色素性母斑(ND)の最新治療

2007年9月8日(土)に行われる日本皮膚科学会東京地方会で、私も発表予定です。タイトル「メル療法が有効であった兄弟の脱色素性母斑」で、暑い夏、これについて勉強しました。今まで難治性とされていた脱色素性母斑(ND)も治ってくる(色素再生が起る)ことが分かりました。NDは、生下時から生じ、その白斑内にはメラニン細胞は存在し、その機能が悪いとされています。正常の人(NDのない人)ではメラニン細胞の中にメラノソームがあり、それが成熟してメラニン細胞から角化細胞に伝送されます。ところがNDの人ではメラノソームが幼若であり、メラニン細胞から角化細胞の伝達障害があることが分かっています。UVを人の表皮に照射すると、メラノソームがメラニン細胞から角化細胞へ伝送する働きが高まることも分かっています。両者を考えるとNDの人に強いUVBを照射すると色素再生が起ることが想像出来たので、私も1〜2年前からNDにNBUVBまたはMELを照射していました。NDの治療に明るい光が現れた気分です。今回のNDの治療のまとめで、NDにメル療法が有効であり、色素再生が起ることもわかってきました。やっとND治療にも光明のきざしが見えました。NDで悩んでおられる方、ぜひ門戸を叩いてトライしてみてください。

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2007年05月25日

市ヶ谷皮フ科・白斑センターの白斑患者の分析

市ヶ谷皮フ科・白斑センターの今年四月に白斑として来院された患者さん(301名)をまとめてみました。
尋常性白斑汎発型が203名で(全白斑の70%)で、男女差なく、30才代が一番多く、分節型が88名でやや女性に多く(全白斑の30%)、10才までの小児が多く、一番多かったのが、7才でした。最少紅斑量(MED)について両者(汎発型と分節型)を比べてみると汎発型のMEDは平均570〜mJ/c屬如■牽坑mJ/c岼幣紊諒が16%あるのに対して、分節型のMEDは平均600〜mJ/c屬如■牽坑mJ/c岼幣紊諒が32%もあることが分かりました。実際分節型の白斑に光線療法を行い、効果は乏しい例もあるんのですが、この分節型のMEDが汎発型のMEDより大きいことも光線療法が難しい原因の一つかもしれません。白斑先生はいつも光線療法を行う前にMEDの検査をしておくことは重要だと強調してきました。(現在の光線療法はこのMEDぐらいが適量と考えている。)今回白斑の患者さんを詳細に分析して、やはりこの先生の考えは正しかったと再認識しました。また当白斑センターでは、来院されている白斑の患者さんは汎発型、分節型ともに92%MED検査を受けているので、治療効果も高いと考えています。このデータが一般の皮膚科専門の先生にも、白斑に興味を持ち、白斑治療の向上に役立つかもしれないと考えて、6月の東京地方会で、発表を予定しています。


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2006年08月29日

市ヶ谷皮フ科にてー

市ヶ谷・日本白斑センターが開院して、4ヶ月経ちました。多くの白斑の患者さんと、(東は仙台、西は北九州市から)と知り合いになりました。先日、一緒に治療している患者さんから「(白斑)先生、私、白斑になって良かったと思います。毎日起きて、白斑部に色素斑が新たに出たのを見ます。そして白斑に軟膏を塗りながら、さらに色素斑が大きくなったのを再確認します。その時、非常に嬉しく幸せに思います。こんな思い、白斑にかかってない人は味わえないでしょう。だから白斑になってよかったなぁと思います。」と言われました。彼女は初診時、非常に暗く、私が何を言ってもはっきり答えずすべてネガティブで、ただ「先生、私治るでしょうか?」とだけ繰り返していました。そんな彼女が今では全てポジティブに考えて喜びを味わって、ほんの少しの色素斑の拡大をひたすら望み、楽しみながら治療しようとしているんです。その姿、美しいですよ。「白斑は命に関係ないし、治らぬ皮膚病だし、治っても一部しか出てこない」なんて言うドクターも数多くいますが、少なくとも皮膚科のドクターはそんなことは言ってほしくないなぁと思う、この頃です。白斑の患者さんに胸を打つような体験を教えてもらって、現在、私は白斑の治療に専念していますが、私の進路は正しい方向に向かっていると思っています。


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2006年07月18日

市ヶ谷皮フ科にてー白斑患者100名を超えてー

book東京へ出て、市ヶ谷皮フ科がオープンし、早3ヶ月が過ぎようとしています。白斑の患者さんが100名を越えました。私には100名の友人が出来たことになります。ドロップアウトした人は数%に過ぎません。遠くから(福岡〜仙台)来てくれて、一緒になって白斑という厄介な病気を、ある期間で治すことは私自身大変なプレッシャーがかかりますが、それ以上に効果が出ると嬉しいことです。本(白斑はここまで治る)・インターネット・ホームページで治療効果が3ヶ月で70〜80%出すと強調していたんですが、東京では驚くことにさらに時期が早まり、70〜80%は1ヶ月で効果が出ています。なぜ早かったのかはわかりませんが、一つ自慢なことがあります。皮膚科のドクターの中には「白斑は命に別状はなく、少しぐらい治療して色素再生が起ったってどうってことは無い」なんて暴言をはくドクターも居ます。私は「そんな事無い。白斑内に0.1mmの一粒の色素斑が出るとそれが嬉しくてその患者さんは一日が楽しいんですよ。そんな気持ちで治療していると白斑は治せません」とよく同じ皮膚科医でもケンカをするんです。
この頃はそんな気持ち(白斑の患者さんと同じような気持ちを持って、同僚の皮膚科医に腹が立つこと)が日々強くなっています。そのことが治癒率のアップにつながったのかもしれません。また朝起きたら一番に、また夢の中でも手、足の白斑は?分節型の白斑はこうしたら良いんじゃないか?と思っているんです。もうすでに3つ位難治性白斑の対策を持ち、種々当たっています。難治性の手足の白斑の方、分節型の白斑の方、もう少し待っててくださいね。早く治し、今まで苦しんだ分を治ったら取り戻してくださいね。そんな難治性の白斑の方、また光線療法にためらっている方、ぜひ市ヶ谷皮フ科の門を叩いてください。100名の白斑の友達が待っていますよ。

最近で嬉しかったこと:同じ私のクリニックで、自分も結構色素再生が起り成果が上がり喜んでいたのに、他の白斑のキッズをみて「あの子も治っているみたいだねぇ。前から待合で会い知っているんだが、よく色がついた(色素再生が起った)なぁ。良かった良かった」という声を聞き、陰で私まで嬉しくなりました。こんなとき三重だけでなく東京まで来て治療でき良かったなぁ、これが真の医療なんだなぁと思いました。こんな感動の面がここ市ヶ谷皮フ科では良く見られるんです。また明日元気で少しでも早く白斑を治さないと。そうしているとメイクドラマが起るんです、頑張るぞ。



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2006年05月08日

白斑先生東京で診る(1)

ichigaya
4月、市ヶ谷皮フ科(中央線市ヶ谷と飯田橋の間、外堀通り沿い)オープンしました。東京で診察した印象を述べます。さすが東京、白斑、乾癬の患者の方は多くいられます。先日白斑の方のためにメイクの会がありました。我々皮フ科医はメイクについて習っていなく、不得手(特に男のドクターは)なので、勉強のつもりで出席しました。その席で演者は「皮フ科のお医者さんがあまり白斑を治してくれないので、我々が白斑の方々をサポートしている。カバーマーク、化粧は隠す意味で重要だ」と言われました。私は反論しましたが、やはり素直に反省すべきは反省しなくてはならないと思いました。もう少し、皮フ科のドクターもメイクを勉強して、女性の白斑の方の気持ちも考えて治療しなくてはならないなぁと思ったんです。そこで市ヶ谷皮フ科では光線療法を行うためメイク落としをするスペース、光線療法後のメークをするスペースも新たに作りました。いろいろ勉強させられます
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2006年04月08日

白斑先生東京へ行く(4)

ichigaya4月15日(土)市ヶ谷皮フ科・日本白斑センターオープンです。
4月初め、市ヶ谷皮フ科のスタッフの勉強会のため、2泊3日で市ヶ谷皮フ科(新宿区市谷田町2丁目外堀通沿い)まで出かけました。
スタッフには白斑・乾癬・皮フ科全般の勉強と保険診療を、また心構えとしてドクター・スタッフ一丸となって白斑の患者さんのメンタルなケアーの面を、女性の白斑の患者さんには化粧等の必要性から女性スタッフにも白斑のメイクに興味を持たせるよう指導を行いました。その間に、6人の白斑の患者さんから電話問い合わせがあり、3名の白斑の方に実際にお会いして、お友達になりました。一組(患者さんのお母さん、娘さんA)には泣かれ、少し胸にじーんとくるものを感じとりました。お母さんは私の言葉をメモに取りながら、最新の白斑に関する情報を私から吸収し、「通勤に一時間半かかるが、白斑先生が治してくれるなら大変だが、週5回くらい来ようね」と娘さんを諭していました。時々2人とも笑顔をつくるが、真の笑い、喜びを得るには”治してあげること””治さないとダメなことだ”。それ以外に心から満足する方法は無いんだなぁと感じました。通勤時間、ストレス発散、気分転換、治療の必要性や白斑の知識を高める、白斑と戦う意味で、市ヶ谷皮フ科のスタッフとなり仕事をしながら、治療を続けてもらうという提案をしようと思っています。(ネオポリス診療所には通勤時間等から転職してうちのスタッフになった人がいる)1〜2ヶ月後、市ヶ谷皮フ科のスタッフとして色々の事を学び、生活も充実し、白斑自体も順調に色素再生が起り、真の笑顔も見られるようになると最高だなぁと考えたのです。今まで、苦労したんだから、そのようになりますよ。ならないと世の中は不公平ですよね。少しAさん個人のプライバシーに立ち入ってしまい反省はしていますが、実際もっと白斑で悩んでいる患者さんや、治療をあきらめてしまっている白斑の患者さんもいらっしゃるので、そういう患者さんのために白斑先生が書いたので、Aさん許してくださいね。
白斑先生は「Aさん、今までご苦労さん、こんなに治ったねぇ(色素再生が起ったねぇ)、良かった良かった」と言える日を待っています。

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2006年03月10日

白斑先生東京へ行く(3)

ichigaya
市ヶ谷皮フ科・日本白斑センターは4月15日(土)オープン予定です。また市ヶ谷皮フ科・日本白斑センターのホームページを立ち上げましたので、ご報告いたします。さて、白斑の皮膚科光線療法ですが、白斑先生東京へ行く(2) で述べた通り、手背の白斑治療に取り組んでいます(今年のテーマ)。7例の手背の白斑に皮膚科光線療法のうち、ナローバンド療法を行いましたが、無効でした(有効率ゼロ)。エキシマ(メル)療法だと4例有効性を示しました。その4例について、1例は良好な(もとあった白斑の面積の50%以上色素斑が出現したもの)、2例は中等度(25〜50%)、1例は不十分(0〜25%)の色素再生が起りました。これらの症例については4月の第806回東京地方会で発表の予定です。同じ個人に皮膚科光線療法を同じように行っても、このように部位によって有効性が大きく違うのも不思議ですねぇ。手背の白斑の皮膚科光線療法をもっと追究して、結論を出したいですねぇ。手背白斑で悩んでおられる患者さん、市ヶ谷皮フ科・日本白斑センターの門を叩いて下さい。白斑先生、スタッフと一緒になって治しましょう!!
もう一つ、手背白斑も難治性ですが、指背白斑もさらに難治性のような気がします。光線治療も山ほど残された問題があります。早く解決したいですねぇ。

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2006年01月06日

白斑先生の講義(6) ターゲット光療法(3)

ネットの問い合わせがありました。
Q:「白斑先生は皮膚科光線療法のうちターゲット光療法が効くといわれましたが、治らないのですが本当ですか?」
白斑先生A:今白斑に対して308エキシマ装置(エキシマライトまたはエキシマレーザー)が一番有効であり一番効くと思っています。ただ、レーザーが効く、レーザーが効くと言っても波長が308nm(ナロメーター)のエキシマライト(文献・学会発表・論文および経験)、エキシマレーザー(文献および学会報告。ワンスポットが小さいので工夫が必要)が効き、これらエキシマ装置に関しては安全であるという文献や報告はあるということです。他の波長のレーザーには日本および海外の皮膚科学に関する文献・報告で白斑に効き、安全であることは私の知っている限りありません。白斑先生の知識に疑問のある方はぜひ教えてくださるか、学会で発表もしくは論文を書いて示してください。また白斑の方々も、よく勉強されて学識経験者から評価を受け、学会発表、論文作成を常に真剣に取り組んでいる皮膚科専門医に分からないことを相談しながら治療を受けてください。ターゲット光療法を誤って解釈される患者さんもいらっしゃり、患者さんも白斑先生も驚いてしまいました。


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2005年12月28日

白斑先生の講義(5) 色素再生(2)

白斑を皮膚科光線療法(エキシマライト、ナローバンド等)で治療すると白斑内に色素斑が出現する。これを色素再生という。もちろん有効な例にこの現象は現れる。一般にこの色素再生をパーセント(%)で表し、0%無効、0〜25%をpoor(不十分な)色素再生、25〜50%をmoderate(適度の)色素再生、50〜75%をgood(良い、満足のいく)色素再生、75%以上をexcellent(すばらしい)色素再生と言います。例として、元あった白斑に皮膚科光線療法を行い色素斑が出現し、その色素斑をすべて加えた面積が元あった白斑の60%なら、良い色素再生が起ったと言います。白斑に皮膚科光線療法を行い、有効であったというには、やはり50%以上、つまり良いとか、すばらしい色素再生が起ったものを"有効"といいたいですねぇ。でも白斑先生は100%を目指しています。色素再生について述べるドクターは日本では居ませんが、白斑先生は大分前から注目していました。また、色素再生が起るには4つのパターンがあるのです。〔喨饉囲性△嗚性周辺のず合の色素再生です。
,魯淵蹇璽丱鵐鼻PUVA(内・外)によって
△魯好謄蹈ぅ鋲霍僂砲茲辰
はビタミンD3軟膏によって
て睇PUVAや、ステロイド軟膏によって
起るが、エキシマライトもい里茲Δ丙合型が多いようです。
 どのようにして治るのか、また色素再生がどんなパターンをとるのか患者さんは自分の眼で観察できるんですよ。自分はこのパターンが起っているので、治るんだなぁと興味深く治すことが出来るんですよ。素晴らしいことだと思いませんか!!

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2005年12月20日

白斑先生の講義(4) ターゲット光療法(2)

mel
←愛犬メル

ターゲット光療法には主に2種類あります。一つはエキシマレーザー療法であり、あと一つはエキシマライト(MELメル)療法です。違いは前者はレーザーであり、後者はライト(ランプ)であるということです。共に波長308nmを出し、塩化キセノンを使っています。前者のメリットはパワー(エネルギー)が強いのでターゲットとなる組織へ浸透しやすい。またMEDをあまり気にしなくて良い。デメリットはワンスポットあたり(1.8×1.8cm)なので小さい病変部には適するが、大きい白斑、汎発型白斑を治すには過大な労力、時間を要することになります。また購入コストも非常に高い。その点、後者のエキシマライトはワンスポットで13×8cmまで可能なので応用範囲が広く、有効性は使用法によりレーザーと変わらないか良いと思っています。
エキシマライト(メル)は日本で唯一しか無く、お金の無い白斑先生が治療用に改良し、平成17年8つの学会(日本皮膚科学会総会、日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会、日本乾癬学会学術大会、日本皮膚科学会中部支部学術大会、日本皮膚科学会東部支部学術大会、日本皮膚科学会西部支部学術大会、日本皮膚科学会東海地方会2回)で発表しました。その結果、白斑に対して工夫をすると、このエキシマライト(メル)療法が光線療法で一番有効であり、一番安全な療法だろうと考えたのです。このエキシマライト療法は別名MEL(メル)療法とも言います。(Monochromatic Excimer Lightの略です)
平成17年は、ナローバンドUVBで無効、メル療法有効例を多数経験し、学会で発表してきました。平成18年はこのメル療法が手、足(主として手背、足背)の白斑に有効であることを中心に進めたいと考えています。他の皮膚科光線療法より有効なことは事実ですが、どうも手、足に関しては有効率が低いのです。手、足の白斑用の照射に関するレジメン(計画案、方法)がまだ確立されていません。愛犬メルちゃんにお願いしてMEL(メル)用のレジメンを作りたいですね。
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2005年12月08日

白斑先生の講義(3) UVB療法

前回の講義(1)で、白斑先生は"白斑の治療には皮膚科光線療法としてUVBとUVAが使われているが、我々はUVBしか使っていません"と書きました。理由はUVBは上手に使うとより有効性を発揮でき、より安全な療法だからです。またUVAはそれだけ照射しても作用(効果)は起こさないので薬剤(オキ)ソラレンと併用して治療に使われています。つまりソラレンを内服したり、外用したり、ソラレンの溶解液に入浴(バス)したりして、その後UVAを照射し治療する方法、つまりPUVA(P+UVA)療法として使われています。ただこの療法はソラレンがどれ位白斑部の組織に到達しているのか(濃度はどれ位なのか?)は分かりません。分かる方法があるのかもしれませんが、測定することは決して簡単ではありません。薬剤のソラレンという要素以外にUVAの量という要素が加わり2つの要素を一定にする。つまりPUVA療法に一定のレジメン(方法・計画性)を作ることは複雑で難しいのです。さらにPUVA療法により皮膚癌が発生する可能性があることもよく知られた事実です。ある論文ではPUVAはUVBの皮膚癌が発生する可能性の7倍もあるとも述べられています。だから薬剤を使わないただ照射すればよいUVBを白斑先生は治療として使っているのです。ただUVAの方が皮膚の中へより深く進入するので、皮膚の深いところに病変がある皮膚疾患にはPUVA療法の方がより有効であると考えられています。白斑の患者さんは皮膚の深くまで病変がないのでUVBで十分です。
UVBのうち私は308nmエキシマライト(メル)療法を勧めます。このメル療法はより有効で、より安全であり、病変部だけを照射するので癌のリスクも低いと考えられるターゲット光療法であるといってもよいと考えています。ただこの療法でも、表皮細胞に障害を起こすので常に慎重に経過観察する必要はあります。
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2005年12月07日

白斑先生の講義(2) 中波長紫外線(UVB)の最少紅斑量(MED)

MEDとは光線を照射するとその部分がほんのり紅くなる量です。これが白斑を治療するときに必要です。我々は白斑を主としたナローバンドUVB療法に有効な皮膚疾患を持った患者さん60名のMED(nMEDと名づけた)を測定し平均値0.62J/c屬鯑世泙靴拭また白斑の皮膚科光線療法では一番有効とされる308nmメルで白斑の患者さん24名のMED(mMEDと名づけた)を測定し平均値0.27J/c屬鯑世泙靴拭G板垢3nm違う(308→311)だけでMEDが2倍以上(0.27→0.62)違うのも興味深いですねぇ
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白斑先生の講義(1) 中波長紫外線(UVB)

紫外線(UV、波長200〜400nm)を波長によって短波長紫外線UVC(200〜290nm)、中波長紫外線UVB(290〜320nm)、長波長紫外線(320〜400nm)と3つに分類できます。
白斑の治療には皮膚科光線療法としてUVBとUVAが使われていますが、我々はUVBしか使っていません。またUVBを分類するとナローバンドUVB(波長311±2nm)とブロードバンドUVB(波長290〜320nm)に分類できます。ナローとは"狭い"という意味で、ブロードとは"広い"という意味です。最近ではナローバンドUVBが比較的一般化されてきていますが、三分の一くらいの白斑の患者さんには効きません。そのようなとき、ごく最近ターゲット光療法が有効なことが分かりました。ターゲット光療法もやはりUVBが使われています。波長は308nmのUVBで、今現在ではこのターゲット光療法である308nmエキシマライト、308nmエキシマレーザーが一番効くようです
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