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2015年11月

2015年11月10日

約束

最近、力を入れていることは比較的面積の大きな白斑および手背の難治性白斑の治療です。原理は、これらの白斑にマシーンを使って数多く白斑部へ移植し色素斑の大きさを10倍に増やして周囲の正常皮膚と白斑部の移植片から出てきた色素斑とがよくカラーマッチして白斑部の色素斑と正常皮膚とのギャップを分らなくさせることです。現在まででこの療法を用いて移植した1回の最高切片数は400個です。種々の条件を考えると1回500個位まで移植できるかなと思います。愛媛県から来院された12才の娘さんは背部に比較的大きな白斑(219㎠)があり、今月3日の午前に400個移植しました。実は私とAちゃんとは約束したのです。私も同日移植手術を受けるのでAちゃん移植頑張って下さいと。実際、当日麻酔をするとき痛がり少し可哀相になり、我が娘を持つ私も術中は心が痛かったのですが、いつかきっとAちゃんに喜んでもらえると思い心を鬼にして手術を続けました。この手術は3時間位掛ったと思います。どうやらほぼ全て生着し一部は色素再生をもう起こしていました。(図)
手術当日の午後、今度は私が移植を受ける番です。私は白斑がないので頭髪の移植を行う予定です。本当は移植クリニックへ行く道中10分間は憂鬱で手術を止めたいと思う事さえありました。愛媛のAちゃんとの約束を守らないと情けないドクターになると思い、勇気を出して後頭部から頭頂部に500個移植を受けました。移植後、私は約束が守れたことと1年ぶりの移植で患者さんに移植を勧めている私も似たような経験をし患者さんの立場になることにより、より説得力が増すであろうと清々しい気分になり、また明日からもさらに頑張ろうという気が湧いてきました。11月3日は文化の日であり、私には約束を守った日でもありました。
(図)
400切片 100%生着 術後1週間IMG_9236 - コピー
cpiblog01272 at 16:27|この記事のURL
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