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2013年09月

2013年09月13日

カネボウ化粧品による白斑についてコメント(治療について)

新宿皮フ科では、まだ発表されて2カ月少しなのにカネボウ化粧品によると考えられる白斑患者が70名を超えました。

この白斑について日本皮膚科学会もやっと見解を出しました。実際驚いています。タクロリムス軟膏が効くそうです。この薬は免疫抑制剤でごく限られた皮膚疾患の治療薬で主としてアトピー性皮膚炎に使われています。しかもアトピー性皮膚炎に精通したドクターが使える軟膏なのです。確かに尋常性白斑に使って有効だという論文は有ります。でも尋常性白斑治療のファーストチョイスで一般的に使っているという報告は国内、海外には見当たりません。今回の化粧品によるとされている複雑な白斑に有効なのかは不明です。発表にあたってこれを使ってこの白斑に有効だったという例は何例中何例有効、または有効を示す色素再生率等の記載もありません。また今回の白斑に光線も有効との報告もありましたが、詳しくは述べられていません。同じ日本皮膚科学会に入っている私が、同じ学会のドクターを批判するのは良くないかもしれませんが、今回の白斑で悩んでいる方々、実際治療にあたっている患者さんのためあえて述べました。

患者さんはただひたすら治る事を望んでいます。実際タクロリムス軟膏を私は昔、尋常性白斑に使った事がありますが、思った程効果なく、副作用を考えると非常に難しい薬です。今回の白斑に使った例がないので、一方的な非難は避けますが心配です。もう一つ臨床に立ってはたして全皮膚科医が簡単にタクロリムス軟膏を使って効果が出るのでしょうか?考えてみると、なぜこの化粧品で副作用が出たのか?出る人と出ない人がいるのはなぜ?また白斑の臨床症状も主にぼんやりした白斑の人が多いが、たまにはくっきりした明瞭な白斑がある人もいる、なぜ?色素沈着を混在している例もあるのはなぜ?など疑問点が一杯あります。答えとして私は個人個人の持っている特性があるからです。それを一元化して、ある軟膏で統一化して治そうとしても無理です。光線療法にしても照射する量を統一化するのは無理なんです。患者さん一人一人の特性を生かした、その患者さんに合った至適の療法が求められねばなりません。

私は毎日平均50名以上、5年間以上白斑の患者さんを診て来ました。こんな私が今回の白斑について述べてみました。

《 症例1 》
ブログ9月写真






《 症例2 》
9月ブログ前[ 治療前 ]






9月ブログ後[ 治療18日後 ]






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