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2005年12月

2005年12月28日

白斑先生の講義(5) 色素再生(2)

白斑を皮膚科光線療法(エキシマライト、ナローバンド等)で治療すると白斑内に色素斑が出現する。これを色素再生という。もちろん有効な例にこの現象は現れる。一般にこの色素再生をパーセント(%)で表し、0%無効、0〜25%をpoor(不十分な)色素再生、25〜50%をmoderate(適度の)色素再生、50〜75%をgood(良い、満足のいく)色素再生、75%以上をexcellent(すばらしい)色素再生と言います。例として、元あった白斑に皮膚科光線療法を行い色素斑が出現し、その色素斑をすべて加えた面積が元あった白斑の60%なら、良い色素再生が起ったと言います。白斑に皮膚科光線療法を行い、有効であったというには、やはり50%以上、つまり良いとか、すばらしい色素再生が起ったものを"有効"といいたいですねぇ。でも白斑先生は100%を目指しています。色素再生について述べるドクターは日本では居ませんが、白斑先生は大分前から注目していました。また、色素再生が起るには4つのパターンがあるのです。〔喨饉囲性△嗚性周辺のず合の色素再生です。
,魯淵蹇璽丱鵐鼻PUVA(内・外)によって
△魯好謄蹈ぅ鋲霍僂砲茲辰
はビタミンD3軟膏によって
て睇PUVAや、ステロイド軟膏によって
起るが、エキシマライトもい里茲Δ丙合型が多いようです。
 どのようにして治るのか、また色素再生がどんなパターンをとるのか患者さんは自分の眼で観察できるんですよ。自分はこのパターンが起っているので、治るんだなぁと興味深く治すことが出来るんですよ。素晴らしいことだと思いませんか!!

色素再生についての記事 中日新聞

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紙上診察室
-生まれつきおへその周りの色素うすい-
(Q)小学五年生の息子は生後まもなくから、おへその周りに大きく白い、色素の抜けたような部分があります。大きくなるにつれて目立ってきて、本人も気になるようです。どのような治療法があるのでしょうか(愛知県、女性43歳)

(A)息子さんは尋常性白斑と思われます。この疾患の原因は不明で、メラニン色素をつくる細胞が消えてしまう免疫に関係した色素異常と考えられています。かつては治療は難しいとあきらめられていましたが、最近は治療法が進み、70%-80%は治るようになりました。

以前は、長波長紫外線(UVA)を当てるPUVA療法が主流でしたが、現在は患者本人に合って副作用の少ない皮膚科光線療法があります。
元来、わたしたち日本人は光線に対して、おのおの異なった反応を持っています。ですので、皮膚科光線療法を行う場合、治療前にその患者に合う光線の量を市っておいて、中波長のナローバンドUVB、あるいはエキシマランプという装置を使って紫外線を照射し、白斑内に色素を出現させます。
前者は白斑が大きな、身体の両側に出る白斑に使い、後者は難治性で比較的範囲が狭く、ナローバンドUVBで効かない、あるいはある程度まで色素再生が起こり、それ以上進展せずに残った白斑を治すときに使います。特に難治性である手足の白斑、発症から長い年月を経た白斑などにも有効とされています。

家ではビタミンD3の軟膏を塗ってもらい、色素を増強する併用療法が良いと思います。尋常性白斑は難治性の皮膚疾患ですが、やり方によって効果が出る治療法がありますので、経験がある専門医を訪ねてください。
榎並寿男(三重県、ネオポリス診療所院長)

中日新聞・東京新聞2005年7月29日(金)朝刊掲載

2005年12月20日

白斑先生の講義(4) ターゲット光療法(2)

mel
←愛犬メル

ターゲット光療法には主に2種類あります。一つはエキシマレーザー療法であり、あと一つはエキシマライト(MELメル)療法です。違いは前者はレーザーであり、後者はライト(ランプ)であるということです。共に波長308nmを出し、塩化キセノンを使っています。前者のメリットはパワー(エネルギー)が強いのでターゲットとなる組織へ浸透しやすい。またMEDをあまり気にしなくて良い。デメリットはワンスポットあたり(1.8×1.8cm)なので小さい病変部には適するが、大きい白斑、汎発型白斑を治すには過大な労力、時間を要することになります。また購入コストも非常に高い。その点、後者のエキシマライトはワンスポットで13×8cmまで可能なので応用範囲が広く、有効性は使用法によりレーザーと変わらないか良いと思っています。
エキシマライト(メル)は日本で唯一しか無く、お金の無い白斑先生が治療用に改良し、平成17年8つの学会(日本皮膚科学会総会、日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会、日本乾癬学会学術大会、日本皮膚科学会中部支部学術大会、日本皮膚科学会東部支部学術大会、日本皮膚科学会西部支部学術大会、日本皮膚科学会東海地方会2回)で発表しました。その結果、白斑に対して工夫をすると、このエキシマライト(メル)療法が光線療法で一番有効であり、一番安全な療法だろうと考えたのです。このエキシマライト療法は別名MEL(メル)療法とも言います。(Monochromatic Excimer Lightの略です)
平成17年は、ナローバンドUVBで無効、メル療法有効例を多数経験し、学会で発表してきました。平成18年はこのメル療法が手、足(主として手背、足背)の白斑に有効であることを中心に進めたいと考えています。他の皮膚科光線療法より有効なことは事実ですが、どうも手、足に関しては有効率が低いのです。手、足の白斑用の照射に関するレジメン(計画案、方法)がまだ確立されていません。愛犬メルちゃんにお願いしてMEL(メル)用のレジメンを作りたいですね。

2005年12月08日

白斑先生の講義(3) UVB療法

前回の講義(1)で、白斑先生は"白斑の治療には皮膚科光線療法としてUVBとUVAが使われているが、我々はUVBしか使っていません"と書きました。理由はUVBは上手に使うとより有効性を発揮でき、より安全な療法だからです。またUVAはそれだけ照射しても作用(効果)は起こさないので薬剤(オキ)ソラレンと併用して治療に使われています。つまりソラレンを内服したり、外用したり、ソラレンの溶解液に入浴(バス)したりして、その後UVAを照射し治療する方法、つまりPUVA(P+UVA)療法として使われています。ただこの療法はソラレンがどれ位白斑部の組織に到達しているのか(濃度はどれ位なのか?)は分かりません。分かる方法があるのかもしれませんが、測定することは決して簡単ではありません。薬剤のソラレンという要素以外にUVAの量という要素が加わり2つの要素を一定にする。つまりPUVA療法に一定のレジメン(方法・計画性)を作ることは複雑で難しいのです。さらにPUVA療法により皮膚癌が発生する可能性があることもよく知られた事実です。ある論文ではPUVAはUVBの皮膚癌が発生する可能性の7倍もあるとも述べられています。だから薬剤を使わないただ照射すればよいUVBを白斑先生は治療として使っているのです。ただUVAの方が皮膚の中へより深く進入するので、皮膚の深いところに病変がある皮膚疾患にはPUVA療法の方がより有効であると考えられています。白斑の患者さんは皮膚の深くまで病変がないのでUVBで十分です。
UVBのうち私は308nmエキシマライト(メル)療法を勧めます。このメル療法はより有効で、より安全であり、病変部だけを照射するので癌のリスクも低いと考えられるターゲット光療法であるといってもよいと考えています。ただこの療法でも、表皮細胞に障害を起こすので常に慎重に経過観察する必要はあります。

2005年12月07日

白斑先生の講義(2) 中波長紫外線(UVB)の最少紅斑量(MED)

MEDとは光線を照射するとその部分がほんのり紅くなる量です。これが白斑を治療するときに必要です。我々は白斑を主としたナローバンドUVB療法に有効な皮膚疾患を持った患者さん60名のMED(nMEDと名づけた)を測定し平均値0.62J/c屬鯑世泙靴拭また白斑の皮膚科光線療法では一番有効とされる308nmメルで白斑の患者さん24名のMED(mMEDと名づけた)を測定し平均値0.27J/c屬鯑世泙靴拭G板垢3nm違う(308→311)だけでMEDが2倍以上(0.27→0.62)違うのも興味深いですねぇ

白斑先生の講義(1) 中波長紫外線(UVB)

紫外線(UV、波長200〜400nm)を波長によって短波長紫外線UVC(200〜290nm)、中波長紫外線UVB(290〜320nm)、長波長紫外線(320〜400nm)と3つに分類できます。
白斑の治療には皮膚科光線療法としてUVBとUVAが使われていますが、我々はUVBしか使っていません。またUVBを分類するとナローバンドUVB(波長311±2nm)とブロードバンドUVB(波長290〜320nm)に分類できます。ナローとは"狭い"という意味で、ブロードとは"広い"という意味です。最近ではナローバンドUVBが比較的一般化されてきていますが、三分の一くらいの白斑の患者さんには効きません。そのようなとき、ごく最近ターゲット光療法が有効なことが分かりました。ターゲット光療法もやはりUVBが使われています。波長は308nmのUVBで、今現在ではこのターゲット光療法である308nmエキシマライト、308nmエキシマレーザーが一番効くようです
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